勉強→インテリア→モダニズム
モダニズム
第二次世界大戦。1939-1945年、ヒトラー率いるナチスドイツがポーランドへ喧嘩を売って開始。ドイツの降伏と日本への原爆投下により終幕。此処はインテリアの話だから此処まで。
素材も多様化して大量生産化。それと並行して素材の良さを活かそうとするデザインが多様化していく。
モダニズム | ||||
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え。 | ||||
ワイヤーチェア | チャールズイームズ作。FRP(強化プラスチック)、成形合板、アルミニウムを利用した椅子造りが有名。アメリカンモダン。 | |||
旧TWAターミナル | エーロサーリネン作。アメリカンモダン。 | |||
ダイアモンドチェア | ハリーベルトイア作。スチールワイヤーを用いたシェル構造の椅子。アメリカンモダン。 | |||
スーパーレジェーラ | ジオポンティ作。超軽量椅子。素材:木。イタリアンモダン。 | |||
セレーネ | ヴィコマジストレッティ作。セレーネ。月の女神っていう意味。素材:FRP。イタリアンモダン。 | |||
キャブチェア | マリオベリーニ作。素材:革。イタリアンモダン。 | |||
セブンチェア | アルネヤコブセン作。成形合板、発泡プラスチック等の素材を使った椅子が有名。スカンジナビアンモダン。 | |||
ザ・チェア | ハンスウェグナー作。素材:木。スカンジナビアンモダン。 |
勉強→インテリア→第一次世界大戦後のデザイン
第一次世界太戦後のデザイン
1914-1918年。第一次世界大戦。オーストリアの皇位継承者フランツ夫妻の暗殺がきっかけ。日本だと大正3年-大正7年。このパートは1918年~1939年迄。第二次世界大戦が始まる迄のお話。
第一次世界大戦後のデザイン | ||||
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え。 | ||||
赤青黄のコンポジション | ピエトモンドリアンさんの作品。コンポジションは組み立てという意味。1917年に |
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シュレーダー邸 | ヘリット・トーマス・リートフェルトさんの作品。デ・ステイルに参加。 | |||
バウハウス | ドイツヴァイマルに設立された工芸・写真・デザインを含む美術建築に特化した学校。1919-1933年。ナチスによってナチスによって閉鎖。ヴァルターグロピウスさんが ヴァルターグロピウスさんは近代建築四大巨匠一角。因みに三大巨匠と言われると外れてしまう。 |
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ワシリーチェア | 自転車のハンドルから着想を得たのがワシリーチェア。曲げた金属パイプを初めて使用した椅子。大量生産に向いていたた。マルセルブロイヤーさん作。バウハウス出身。 | |||
バルセロナパヴィリオン | 鉄・ガラス・大理石で構成されたドイツ館。バルセロナパヴィリオン。ルートヴィヒミースファンデルローエさん作。1929年に建築され博覧会終了後壊されたけれど1986年やっぱつくろっかーでで造られる。1930年バウハウス三代目校長に就任。 less is more.(より少ないことは、より豊かなこと)。 god is in thae detail.(神は細部に宿る)。 ボクが言ってもは?って言われそうな言葉でも近代建築三大巨匠一角がいえば、言葉が躍動する不思議。 |
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摩天楼 | 1925年4/28~11/8迄、 1900年代前半に栄えたアールヌーボーが工業デザインとコラボ。アールデコはアメリカにも伝達し摩天楼をはじめ世界的に流行する。写真は摩天楼。 |
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サヴォア邸 | ル・コルビュジェ作。近代建築五原則(ピロティ、屋上庭園、自由な平面、独立骨組みによる水平連続窓、自由な立面)が実現された邸宅。これは多分建築を勉強すればするほど味が分かるってやつなんだろうね。歴史遺産。 近代建築三大巨匠一角。 |
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ロビー邸 | フランクロイド作。無機的な国際建築様式がやだーっと言って、有機的建築の提唱。サヴォア邸は国際建築様式にのっとっているんだけれどね。カウフマン邸hはどっからどうみても有機的。レゴにもなるほど有名。 近代建築三大巨匠一角。 |
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パイミオのサナトリウム | アルヴァ・アールトさん作。結核療養所。北欧のモダニズム建築が台頭するきっかけ。スカンジナビアンモダンと呼ばれる。 |
勉強→インテリア→近代デザイン成立
近代デザイン。
時は1900年初旬。日本だと明治後半から大正に入る頃。
シカゴ派とかゼツェッションと | ||||
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え。 | ||||
シカゴ派_ルイスサリヴァン | 19c末アメリカシカゴではルイスサリヴァンを筆頭に鉄筋コンクリートのビルラッシュとなる。これは1871年の大火災の為。 日本も関東大震災がきっかけで同潤会アパート。鉄筋アパートがラッシュとなってるね。 写真はルイスサリヴァン、ダンクマールアドラーさんのオーディトリアム・ビルディング。 形態は機能に従うって言った人。 |
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シカゴ派_フランクロイドライト | 写真はカウフマン邸。この人もシカゴ派。 | |||
ゼツェッション(分離派)_グスタフクリムト | 参考書だと従来のアカデミズムから分離ってあるけれど、ミュンヘン芸術家協会から分離したしたって書いたほうがわかりやすいような。で、その筆頭にいたのがグスタフクリムトさん。 写真はヘルミーネガリアの肖像。 |
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ゼツェッション(分離派)_オットーワーグナー | 実用主義を主張したゼツェッションの主柱、オットーワーグナーさん。写真はシュタインホフの礼拝堂。 | |||
ゼツェッション(分離派)_ヨゼフマリアオルブリッヒ | 分離派会館。んー。マジか。 | |||
ゼツェッション(分離派)_ヨゼフホフマン | ストックレー邸。 | |||
赤れんが棟 | ドイツ工作連盟結成した建築士、ヘルマンムテジウスさん。法務省赤れんが棟に建築技師として従事。 | |||
AEGタービン場 | 工業デザイナーペーターベーレンスさんの作品。ドイツ工作連盟の中の人。 | |||
ヴォーンシュタット・カール・レギエンのジードルング | ブルーノタウトさん。桂離宮やべーってことで日本美の再発見って本を書いた。今のテレビなら引っ張りだこかもな。写真はジードルング。集落って言う意味。ドイツ工作連盟の中の人。 |
勉強→インテリア→アーツアンドクラフト運動からアールヌーボー
近代
近代。1800年後半。産業革命が終わったころの話。日本は明治時代。
近代 | ||||
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え。 | ||||
アーツアンドクラフト運動 | 産業革命後、やっぱ簡単にできるわけだから、機械で作ろうぜ!な流れになるんだけれど、手で作ったほうが繊細ジャン?って工芸運動。写真はその旗手となったウィリアムモリスの壁紙。 | |||
トーネットの曲木椅子 | 写真はトーネットの椅子。[no14]。ブナ材を蒸気で曲げる加工をトーネットさんが開発。因みに今もトーネット社は現存する。HPは時代を感じさせないお洒落さ。日本もHPを会社の看板として捕えてほしいものだ。 | |||
クリスタルパレス | 1851年万国博覧会、ジョゼフパクストン設計。鉄、ガラスが採用された。 | |||
エッフェル塔 | 1889年万国博覧会。ギュスタフエッフェル設計。鉄の記念碑完成。 |
まとめ。
近代 | ||||
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え。 | ||||
エミールガレのガラス工芸 | イギリスで起こったアーツアンドクラフツ運動はヨーロッパ全土に広がりを見せ、アールヌーボー(新芸術)をと呼ばれる芸術運動へと発展する。植物を模写した感じかな。緩やかなカーブが特徴。 | |||
パリメトロの入り口 | エクトルギマール設計。今残っているのはほぼレプリカ。時代遅れじゃね?って壊されたけれどやっぱいいじゃんって再作成された。 | |||
ベルデの椅子 | instagramで調べてみると、インテリアが出題してくる椅子以外にその人は他の作品も沢山作っている。それは当然だなって思うけれど。 | |||
タッセル邸 | ビクトルオルタ設計。アールヌーボー様式最初の建築物とされている。 |
勉強→インテリア→アンピール様式/ビーターマイヤー様式
アンピール様式/ビーターマイヤー様式
ネオクラシズム様式という大きなカテゴリーの中にフランスではアンビール様式。ドイツ・オーストラリアではビーターマイヤー様式が育つ。時は1800年代前半のお話。江戸時代後半。
ネオクラシズム様式 | ||||
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え。 | ||||
エトワール凱旋門 | アンピール様式。ナポレオンばんざーいな時代。Nの文字が入った装飾が飾られる。 | |||
アンピール様式の椅子 | アンピール様式は |
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ビーダーマイヤー様式 | ビーダーマイヤーは風刺週刊誌の中に描かれた人物。んー時代が圧政的だったから内に向いたんだね。それでビーダーマイヤーみたいに政治とか国際情勢とか関係ねーよ的な感じが感じが好まれた時代。 | |||
リージェンシー様式 | アンピール様式+古代ローマ、エジプトの古典様式を取り入れたのがリージェンシー様式。サーベルレッグ、リーデッドレッグ、リングターンという椅子脚が特徴。写真はサーベルレッグ。 | |||
ウィンザーチェアー | イギリスウィンザーで作られたからウィンザーの椅子。ウィンザーチェア。アメリカの輸出され改良。コロニアル(植民地)様式の代表的な椅子ともなった。 | |||
シェーカー様式の椅子 | シェーカー教徒が作った椅子。はしご状の背。ラダーバック。スラット(小幅の板)バックと呼ばれる。 |
勉強→インテリア→ロココ様式とネオクラシズム様式
ロココ様式
18世紀。ロココはロカイユからきていて、美術用語では岩、貝の模様のロカイユからきている。一般では小石、砂利。日本だとまだまだ江戸時代。数寄屋造りヒャッハーな時代。
ロココ様式 | ||||
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え。 | ||||
フォートイユ | フランスロココ様式の椅子。あぁ、椅子の足音が聞こえてくる…。この後インテリアの椅子は鬼攻めしてくる。それはさておき、肘掛を支える支柱が前足より背の方に下がっている。ゴブラン織り。フォートイユってスープみたい。ゴブリン風フォートイユ。いや、ゴブラン織りが正解。 | |||
クイーンアン様式 | イギリスロココ様式の椅子。背板が花瓶。 | |||
チッペンデール様式椅子 | イギリスロココ様式の椅子。リボンバックチェア。 | |||
チッペンデール様式ベッド | イギリスロココ様式の椅子。中国風ベッド。 フランスで中国風は |
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跳ねる猫脚 |
まとめ。
- 円をイメージした装飾、シンメトリーの原則が破られる。
- 家具は猫脚が多用(カプリオール(飛び跳ねる)レッグという)。
ネオクラシズム様式(新古典主義)
19世紀。ローマから南東に位置するポンペイ、ヘルクラネウム遺跡が発掘され、ブームに。 古典様式のルネッサンスが1600年頃に終わってるから約200年ぶりに古典様式の復活だね。勿論、円→直線。シンメトリーも復活する。日本だと江戸から明治。洋風建築がはじまる。つまり、このお話は1800年から1900年。このブログを書いているのが2017年だから117歳以上の人はこの時代を経験していることになる。
ネオクラシズム様式 | ||||
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え。 | ||||
リーズネル | フランスネオクラシズム様式。 |
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アダム様式の椅子 | イギリスネオクラシズム様式(ジョージアン様式)。参考書とは違うけれど、細い脚。脚にフルーティングというギリシャのオーダーのモチーフが刻まれている。円形の座椅子が代表的な作品の一つ。 | |||
ヘップルホワイトの椅子 | イギリスネオクラシズム様式。背もたれがハートマーク、盾の形が特徴。細い脚も特徴。 | |||
シェラトンの椅子 | イギリスネオクラシズム様式。全体的に細い直線で構成されている。実物ではないけれどこれが一番わかりやすくかっこよかったです。 |
まとめ。
勉強→インテリア→バロック様式
バロック様式の建築
画像は本編とあまり関係ありません。たまに起こる病気みたいなものなので気になさることのないよう。
時代はバロック様式(17c-18c)。バロックはバロッコ(いびつな真珠)から由来。日本だと江戸時代で数寄屋造に専念中。
バロック様式の建築 | ||||
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え。 | ||||
サンピエトロ寺院の中央広場 | 建物じゃなくて庭も含めての建築なんだろうね。日本の庭も単体でプラモになるくらいだし。 | |||
ヴェルサイユ宮殿 | これは街ですわ。宮廷画家シャルルルブラウンさんの設計。 |
バロックのまとめ。
- 楕円主流。動的な造形が多い。
- 古典をモチーフにした装飾的な家具が多い。
バロック様式のインテリア
フランスとイギリスのバロック様式のとらえ方は少し違う。フランスはルイ14世様式って言われる。イギリスは更に2つ分かれていて、ジャコビアン様式、ウィリアムアンドマリー様式という。
バロック | ||||
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え。 | ||||
コンモード | 引き出し付き小型箪笥。って箪笥は引き出し尽き引き出し付きなような…。フランスバロック。 | |||
コンソール | 壁付けの飾り台。フランスバロック。 | |||
ライティングキャビネット | ねじねじってな脚。ジャコビアン様式。 | |||
椅子 | ねじねじってな脚。ジャコビアン様式。 | |||
テーブル | 透かし彫り、寄木、象嵌、技術盛り。ウイリアムアンドマリー様式。 |